サポーターによる占いカード秘話シリーズを引き続き、今回はLostArtzさんの占いカード「神々しい美しさ(Divine Beauty)」に秘められたお話をご紹介したいと思います。ぜひチェックしてください!
こんにちは皆さん、私はLostArtzです。 私がPath of Exileを始めたのは2014年Ambushリーグの頃です。ちょうどその頃、GTX 750 TIを購入してSkyrimを本当にプレイできるようになったのですが、その時についてきたいくつかのゲームクーポンの中にPath of Exileが含まれていました。あと高校時代からの友人がプレイしているのを見たのもあって、このゲームを始めてみようと思いました。それ以来8年も続ける中毒になっています。ありがとう、Chris。 この8年間、私は幸運にもGGGと共に、「コスプリの意志(Cospri's Will)」、「コスプリの悪意(Cospri's Malice)」、「鉄の要塞(The Iron Fortress)(旧 鉄の心、Iron Heart)」といった数々のユニークアイテム、占いカード「無秩序の代価(Anarchy's Price)」、そして今回「神々しい美しさ(Divine Beauty)」をデザインする機会に恵まれてきました。ゲーム上に恒久的に痕跡を残せるというのは、とてつもなく素晴らしいコンセプトだということは言うまでもありません。例え私の財布にとってはそうでなくともね。 とにかく、私はしばらく、2枚目にして最後の占いカードのデザインに手をつけず、何を提出したいのかわからないままでした。鏡10枚、焼き戻し/仕立てのオーブ、汚染されたカレンシー等、長い間いくつかのカードのアイデアはありましたが、どれも特には気に入ってはいませんでした。 最終的に、私はThe Princess BrideのVizziniにちなんだ「Inconceivable」という10枚の鏡がもらえるカードを提出したのですが、理由は覚えていませんが、自動的に即座に却下されました。10枚の鏡のカードを提出すことは、占いカードが登場したときから考えていたことで、もし誰もそのカードを出さないのなら、私が出すと自分に言い聞かせてきました。ある意味、私は今まで存在しなかったそのカードをまさに提出したわけです。真面目な話、なぜまだ誰も10枚の鏡がもらえるカードを提出して(そして完成させて)いないのだろう?誰かやって! あと私は、汚染されたカレンシー10個が得られる「Black Market Goods」というカードを提出しました。これは汚染されたカレンシーと関係ない「逃げたもの(It That Fled)」がアートワークに使われていました。天才的でしょう、ですがこれは3.18拡張の間のことで、Scourgeがまだ新しいBeyondとしてリワークされておらず、私のアイデアは再び却下され宙ぶらりんになりました。GGGでは、現在のバージョンでその報酬が得られない場合、占いカードは却下されます。 3.19拡張が来たとき、私は残しておいた占いカードのデザインを神のオーブに使用することに決めました。皆さんがもし、これが高貴なオーブと神のオーブの入れ替えに対応したものだとお考えなら、それは正しいです。それはともかく、このカードのデザインのインスピレーションは自然に湧いてきて、構想からほんの数時間で完成しました。 デザインは私の好きなK-POP歌手を中心にして、カードのフレイバーテキストで言及するつもりでしたが、GGG側の法的問題の可能性を避けるため(これは完全に理解できることです)、代わりに「a maiden most fair(美しい少女)」に変更されました。私は2009年からK-POPを聴いていて、カードのフレーバーテキストで韓国人プレイヤーに隠された意図をわかりやすく伝えるつもりだったのですが、悲しいかなそうではありませんでした。占いカードの名前に関しては、「Beauty Divine」か「Divine Beauty」のどちらかにしようと悩みましたが、最終的にはカードの報酬と彼女の外見の両方に言及する「Divine Beauty」を選択しました。 フレーバーテキスト自体も、割とストレートに書いてあります。 "In a land far away lived a maiden most fair. Her smile melted the coldest of hearts, Her song made men and beast cry, Her beauty unparalleled; Divine." 「遠くの国に美しい少女が住んでいた。 彼女の微笑みは凍った心すら溶かし 彼女の歌は人や獣を泣かせた。 彼女の美しさは比類なく、神のようだった。」 最初の一行は、二人の住む場所の実際の距離を表していると同時に、古典的なおとぎ話のような始まりで、その後に続いていきます。 二行目は、彼女の彼女を慕う者たちを笑顔にし笑わせる力についてです。 三行目は、彼女の比類なき歌声と、彼女の歌の数々が私を必ず泣かせるということについてです。 四行目は、カードの報酬と彼女の外見について言及しています。 アートワークに関して、いくつかの憶測を目にしましたので、少し補足しておきたいと思います。アートワークが「ディズニープリンセス」風だと指摘された方、それはまさに私の意図したところです。アートワークの中の少女は森の獣たちに対して歌っていて、神の光はこのカードの天使/神のテーマを演出しています。 彼女が着ているドレスは、ユニークアイテム、森の女王(Queen of the Forest)を表しているのではないかという指摘もありましたが、これは私の意図したものではありません。作品を作ったアーティストが意図したものかもしれませんが、完全に1:1で表現しているわけではありません。私はどちらでも構いません。 また、報酬の神のオーブの数や、セットを完成させるために必要なカードの枚数から、このカードが「白雪姫と七人のこびと」に関連しているかどうかの憶測が流れました。 それに対する私の回答はこうです。最初、このカードは完成時に5つの神のオーブがもらえるようにするつもりでしたが、他の方が5つの神のオーブがもらえるカードを作りたいということで、報酬の神のオーブの数を変更してもいいかどうか尋ねられました。占いのカードとその報酬は先着順なので断ることもできたのですが、神の/聖なる数字とされる7に変更することは気になりませんでした。 セットを完成させるために必要なカードの枚数は、GGGがその数を決めています。「帝国の遺産(Imperial Legacy)」は22枚、「復活(Rebirth)」は27枚等、具体的な枚数をリクエストできると思いますが、私は特定の数字をリクエストしていません。 残念ながらカード1枚の価値は神のオーブの58.33333333333%になってしまいましたが、私はそのことで眠れなくなったりはしませんし、皆さんもそうであるべきです。 つまり、白雪姫や森の女王(Queen of the Forest)を連想させるカードにするつもりはなかったのですが、アートワークが「ディズニープリンセス」風であることは意図しているので、皆さんがそのように関連付けるのは構わないと思っています。 皆さんがこのカードとそのデザインを気に入ってくれることを願っています。そしてGGGの皆さん、ユニークアイテムや占いカードを通してゲームに影響を与える機会を与えていただきありがとうございます。 追伸。私の鏡ドロップはどこですか?Chris、お願いです。 |
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